生育調節剤モルフアクチン利用による水田除草剤 MCC 並びにモリネートの薬量軽減(予報)
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概要
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西ドイツ, E. Merck社によって合成されたフルオレン-9-カルボン酸誘導体が新しい生長調節物質"モルファクチン"として, Schneiderによってはじめて報告されて以来, その作用性並びに作用機構解明について多数の研究が行われ, 実用化のための研究も現在行われつつある。著者らは, これまでモルファクチンが水稲の生育に及ぼす影響について研究してきたが, この物質はロール葉の発生や根の極性の消失など植物の生育を著しく撹乱する作用をもつので, 各種の水田除草剤と混合処理することによって除草剤の薬量が軽減出来るのではないかと考えられ, 現在その可能性を検討中である。本報はその一部として, MCC並びにモリネートとの混用についての予備的な試験の結果を報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1975-03-16
著者
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