昭和 55 年減数分裂期低温による水稲の障害型冷害について
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概要
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昭和55年に発生した障害型冷害による被害について, 現地水田と北陸農試水田の材料を調査し, 次の結果を得た。1.現地水田の調査の結果, 不受精籾歩合は標高が高くなるに従い増加するが, その発生程度に品種間差異はみられず, 施肥及び水管理などの栽培管理法が関与していることが推定された。2.北陸農試水田の水稲5品種の調査の結果, 稲体窒素含有率の増加に伴い不受精籾歩合は増加するが, その程度には品種間差異がみられ, 韓国で育成された日印交雑品種の中に耐冷性の異なる品種の存在することが認められた。
- 日本作物学会の論文
- 1983-08-01
著者
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