オオムギの分げつ発生に及ぼすサイトカイニン及びアンチ・サイトカイニンの影響
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概要
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サイトカイニン (2iP) はオオムギの分げつ発生を促進し, アンチ・サイトカイニン (CCET) は分げつ発生を抑制した. 同様に, オーキシン (NAA) は分げつ発生を抑制し, アンチ・オーキシン (TIBA) は分げつ発生を促進した. TIBAや2iPによる分げつ発生の促進は, 主稈葉の展開と同調している, 各分げつの発生の平行関係が変わり, 第2次及び第3次分げつを含めて, 分げつ発生それ自身が促進される結果, 無処理の標準区でまだ発生していないような高次の分げつが, 発生することによっている. 一方, アンチ・サイトカイニンのCCETとオーキシンのNAAは, 無処理標準の植物の分げつ発生から考えて, 理論的に発生が予測される, 分げつの発生が抑制され, あるいは遅延した結果, 分げつ数が減少した.
- 日本作物学会の論文
- 1993-12-05
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