平成15年宮城県産低アミロース米品種"たきたて"における精米の白濁に及ぼす影響
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概要
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水稲品種"たきたて"は,平成14年度から本格的作付けが始まった低アミロース米品種である.低アミロース米品種が高温登熟した場合,一般的にアミロース含量は低下する傾向がある."たきたて"のアミロース含量は通常,7〜10%程度の幅で変動するが,高温登熟した場合にはアミロース含量が3〜4%程度まで低下し,玄米の外観は白濁する.このように通常登熟時と高温登熟時における特性の相違,試料間差が存在することが,品質面で評価を落とす原因となっている.そのため今回は外観品質の大きな要因である精米の白度に注目し影響を及ぼす要因を検討した.
- 日本作物学会の論文
- 2004-12-27
著者
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鈴木 保宏
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所
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宮野 法近
宮城県農林水産部農林水産経営支援課
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宮野 法近
宮城県大河原地域農業改良普及センター
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宮野 法近
宮城県大河原地域農業改良普及セ
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鈴木 保宏
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所 稲研究領域
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