いもち耐病性品種に葉いもち防除は必要か
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概要
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現在,東北地域で普及している「ひとめぼれ」,「あきたこまち」,「コシヒカリ」等の良食味品種の大部分はいもち耐病性が不十分なため,栽培には農薬による防除が不可欠である.一方で食の安全・安心の観点から,消費者の減農薬に対するニーズは高まっており,これに応えるために,生産者が手間をかけていもち病に弱い良食味品種を減農薬で栽培するケースが増えている.減農薬栽培を効率的に進めるにあたって,農薬の散布を減らすことができるいもち耐病性品種を利用することは有効な手段の一つである.いもち耐病性品種の減農薬効果として,「トヨニシキ」には「ササニシキ」に3回薬剤散布と同等以上,さらにいもち耐病性が強い「奥羽351号」等には5回防除以上の発病抑制効果があることが示されている(山口ら1997,Yamaguchi et al.2000).本研究では,いもち耐病性品種を基準としたいもち防除体系をつくることを目的に,いもち耐病性が強い品種を用いることで葉いもち防除と穂いもち防除のどちらを優先的に削減できるのかを検討した.
- 2004-12-27
著者
-
中込 弘二
東北農業研究センター大仙研究拠点
-
片岡 知守
東北農業研究センター
-
山口 誠之
東北農業研究センター
-
遠藤 貴司
東北農業研究センター
-
中込 弘二
東北農業研究センター
-
片岡 知守
(独)農研機構 九州沖縄農業研究センター
-
片岡 知守
農研機構 九州沖縄農業研究セ
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