殺菌剤ジニコナゾール光分解に関する実験的および理論的考察
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概要
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殺菌剤ジニコナゾールは, メタノール中におけるUV(λ>250 nm)照射によりE/Z異性化が進行するとともに, 分子内環化反応によりイソキノリン誘導体を生成した.半経験的分子軌道法であるAM1計算並びに核スピン-格子緩和時間の測定により推定されるZ-異性体の立体構造から対応する螢光性のフッ素誘導体の電子遷移を配置間相互作用を加味したCNDO/S計算により解析し, この結果に基づいた光分解反応指標(△Mij)から, 光誘起環化反応は励起一重項を経て進行する事が示唆された.
- 2002-05-20
著者
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