ミカンハダニにおけるヘキシチアゾクス抵抗性の実現遺伝率の推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
静岡県榛原郡の日本曹達(株)榛原農業研究所内の柑橘園において, 6年間で17回のヘキシチアゾクスによる圃場淘汰を行なった後に採集したミカンハダニ(Panonychus citri MCGREGOR)を用いた抵抗性への室内淘汰における実現遺伝率は0.835と推定された.一方, 圃場における淘汰を開始する以前にこの柑橘園から採集した系統を用いた感受性への室内淘汰における実現遺伝率は0.051と推定された.この結果から, 抵抗性レベルが中程度の榛原系ミカンハダニの集団において, ヘキシチアゾクス抵抗性は遺伝性が高いことが示唆された.
- 日本農薬学会の論文
- 1996-02-20
著者
-
山本 敦司
日本曹達
-
山本 敦司
Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
-
米田 渥
Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
-
波多野 連平
Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
-
浅田 三津男
Research and Technology Division, Nippon Soda Co., Ltd.
-
山本 敦司
日本曹達株式会社小田原研究所
-
米田 渥
Odawara Research Center Nippon Soda Co. Ltd.
-
波多野 連平
日本曹達
-
波多野 連平
Odawara Research Center Nippon Soda Co. Ltd.
-
浅田 三津男
Research And Technology Division Nippon Soda Co. Ltd.
関連論文
- W17 新規殺ダニ剤hexythiazoxのナミハダニに及ぼす作用(組織化学的研究)(殺虫剤・毒物学)
- 237 N-メチル-N-(1-ナフチル) モノフルオル酢酸アミド (ニッソール) の生物活生について(殺虫剤毒物学・薬剤防除, 昭和41年度日本農学会大会分科会)
- G219 ネオニコチノイド系粒剤がミカンハモグリガの被害抑制に及ぼす影響並びにカンキツ苗木中及び土壌中のアセタミプリド経時的残留挙動(一般講演)
- A111 新規殺虫剤 NI-25 に関する研究(第 1 報) : 構造と生物活性について
- 柑橘園におけるミカンハダニのヘキシチアゾクスによる圃場淘汰試験
- C309 新規殺ダニ剤 fluacrypyrim の作用特性
- 殺ダニ剤ヘキシチアゾクスの開発
- ミカンハダニにおけるヘキシチアゾクス抵抗性の実現遺伝率の推定
- 室内および圃場におけるミカンハダニのヘキシチアゾクス抵抗性の安定性
- ミカンハダニにおけるヘキシチアゾクス抵抗性の生活史パラメータに及ぼす影響
- ミカンハダニにおけるヘキシチアゾクス抵抗性の遺伝解析
- ミカンハダニにおけるヘキシチアゾクスによる抵抗性と感受性への室内淘汰試験および交差抵抗性スペクトル
- A112 新規殺虫剤 NI-25 に関する研究(第 2 報) : 鱗翅目害虫に対する活性と作用特性
- ⊿^4-1, 2, 4-チアジアゾリン-3-オン類の合成と殺虫活性
- C214 新規BT剤レピターム^[○!R]フロアブルの作用特性 : (2)コナガに対する殺虫活性(病理学・微生物的防除,発生予察・被害解析)
- C213 新規BT剤レピターム^[○!R]フロアブルの作用特性 : (1)ハスモンヨトウに対する殺虫活性(病理学・微生物的防除,発生予察・被害解析)
- D105 殺虫剤モスピラン^[○!R]に関する研究 : カンキツ害虫に対する樹幹塗布処理による効力
- D104 殺虫剤モスピラン^[○!R]に関する研究 : モスピラン水溶剤のかんきつ害虫に対する圃場特性
- A113 新規殺虫剤 NI-25 に関する研究(第 3 報) : アブラムシ類に対する活性と作用特性
- B118 新規殺虫剤 NI-25 の作用機構に関する研究昆虫の神経系におよぼす作用
- 殺ダニ剤抵抗性の遺伝と機構
- 持続的な害虫制御に向けた殺虫剤抵抗性マネジメントの課題(もっと薬剤抵抗性マネジメントを考えよう)
- 2B19 新規微生物農薬殺菌剤"アグロケア[○!R]水和剤"の開発(生物活性・検定法 環境科学・生態影響,一般講演要旨)