サトウダニに葛藤行動を起させるコナダニの集合フェロモンと警報フェロモンの部分構造のハイブリッド
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概要
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コナダニの警報フェロモン, 蟻酸ネリル(蟻酸Z-3, 7-ジメチル-2, 6-オクタジエニル)と集合フェロモン, ラルドルア(蟻酸1R, 3R, 5R, 7R-1, 3, 5, 7-テトラメチルデシル)のハイブリッド化合物として, 蟻酸3, 7-ジメチルオクチル骨格の1位にメチル基を導入した6種の飽和および不飽和および不飽和化合物を合成した.サトウダニに対してアリル二重結合の幾何構造がZの化合物は忌避物質活性を, アリルE-二重結合の化合物は何の活性も示さないが, アリル二重結合のない化合物は集合物質活性を示した.集合物質活性を示すより単純なハイブリッド化合物として, 6種の蟻酸1-メチルアルキルを合成し生物試験した.10, 000 ppmを処理した濾紙片に対して, 周りが忌避行動, 遠距離では誘引行動となり, 結果的に濾紙片を中心とする円形の葛藤ゾーンが生成した.1000 ppmより低濃度ではすべて誘引集合物質活性を示した.
- 日本農薬学会の論文
- 1995-08-20
著者
-
鈴木 隆久
筑波大院・生命環境
-
松山 茂
Institute of Applied Biochemistry, University of Tsukuba
-
鈴木 隆久
Institute of Applied Biochemistry, University of Tsukuba
-
桑原 保正
Pesticide Research Institute, Faculty of Agriculture, Kyoto University
-
松山 茂
筑波大学、生命環境科学研究科
-
本間 由花
Institute Of Applied Biochemistry University Of Tsukuba
-
佐藤 正資
Institute of Applied Biochemistry, University of Tsukuba
-
佐藤 正資
香川大学農学部
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