コナガのクロルフルアズロン抵抗性発達と交差抵抗性
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概要
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タイ国産コナガTL系統およびBK系統を用い, クロルフルアズロンで室内淘汰をし, クロルフルアズロンに対する抵抗性発達の程度をしらべた.クロルフルアズロンで14ないし15世代淘汰をしたところ, TL系統およびBK系統は無淘汰系統に比較し, それぞれ318および303の抵抗性比を示した.クロルフルアズロンに対する抵抗性比が200以上になった時点で, 他薬剤との交差抵抗性をしらべた.BK系統でテフルベンズロンが, TL系統でピリプロキシフェンが非常に弱い交差抵抗性を示した以外, 試験した殺虫剤はいずれもクロルフルアズロンに交差抵抗性を示さなかった.
- 日本農薬学会の論文
- 1991-11-20
著者
-
宮田 正
Laboratory of Applied Entomology and Nematology, Faculty of Agriculture, Nagoya University
-
宮田 正
名大・農・害虫
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Sinchaisri Neungpanich
Department Of Entomology Kasetsart University
-
FAHMY Adel
Laboratory of Applied Entomology and Nematology, Faculty of Agriculture, Nagoya University
-
Fahmy Adel
Laboratory Of Applied Entomology And Nematology Faculty Of Agriculture Nagoya University
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