立体障害を有するカルバモイルイミダゾール化合物の除草活性
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概要
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ある種のアゾール化合物が, 植物成長調節作用を示すことに着目し, 1, 2, 3, 4-テトラヒドロキノリン, 1, 2-ジヒドロキノリン, ベンゾモルホリンおよび1, 2, 3, 4-テトラヒドロ-2-キノキサリノンから導かれる種々のカルバモイルイミダゾールを合成し, タイヌビエに対する除草活性を調べた.本系統化合物においては, 置換基が, 除草活性発現に重要であり, とくに, カルバモイルイミダゾール結合部位で込み入った構造となっている時に, 除草活性が強化されることが判明した.試験化合物中, 良好な除草活性を示したN-(2, 2-ジメチル-6-クロロ-1, 2, 3, 4-テトラヒドロキノリン)カルボニルイミダゾールは, タイヌビエのみならず, 広葉雑草, マツバイ, ホタルイにも除草活性を示し, 広スペクトル除草剤としての可能性が示唆された.
- 日本農薬学会の論文
- 1988-02-20
著者
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板谷 信重
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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大住 忠司
住友化学
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板谷 信重
住化ファインケム
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大住 忠司
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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水戸 信彰
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
大塩 裕陸
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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水戸 信彰
Agricultural Science Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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大塩 裕陸
住友化学工業株式会社宝塚総合研究所農業科学研究所
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板谷 信重
Pesticides Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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