水稲 (Oryza sativa L.) とウリカワ (Sagittaria pygmaea MIQ.) におけるナプロアニリドの選択性と吸収性
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概要
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ナプロアニリドによる水稲と広葉, カヤツリグサ科雑草間の選択殺草作用, および実用的使用場面を考慮した試験で水稲およびウリカワの吸収性の差について検討した。出芽前処理におけるナプロアニリドによるいい稲のED_<50>は, ホタルイ, ウリカワに比べおのおの約130倍および380倍高かった.出芽後処理において, ナプロアニリドはホタルイ, ウリカワ, タマガヤツリ, コナギおよびキカシグサに対して15g/aa.i.でほぼ90%の阻害を示し, 30g/aa.i.では完全に枯死した.これに対して水稲では60g/aa.i.までもほとんど抑制作用は見られなかった.^<14>C-ナプロアニリドは, 水稲よりウリカワで2倍吸収された.化合物の吸収は, 水稲では茎基部と根部により吸収するが, 上部への移行は蓍しく制限された.ウリカワでは茎葉, 塊茎および根問に化合物が一様に分布した.
- 日本農薬学会の論文
- 1985-08-20
著者
-
竹松 哲夫
Weed Control Research Institute Faculty Of Agriculture Utsunomiya University
-
小山田 正美
Agrochemicals Laboratory, Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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田中 俊実
Agrochemicals Laboratory, Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
-
高沢 良夫
Agrochemicals Laboratory, Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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小山田 正美
Laboratory Of Soil Science Faculty Of Agriculture Nagoya University
-
高沢 良夫
三井東圧化学(株)精密化学品事業部
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