モデル水田における除草剤 (CNP, molinate, simetryne) の水系への流出と土壌中での消長
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概要
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水利条件を一定にしたモデル水田(慣行標準栽培区および裸地区)において, 除草剤CNP, molinateおよびsimetryneの土壌および水中での挙動を調査した.土壌中ではいずれも速やかに減少した.水田排出水中に検出されたCNP, molinate, simetryneの最高値は, それぞれ5∿7, 1300∿1500, 300∿360 ppbで, 水田系外への流出総量はそれぞれ施用量の1.3∿1.6, 23∿27, 22∿26%と推定された.水田排出水中の濃度は, いずれの除草剤も慣行標準栽培区と裸地区ほぼ同レベルで推移し, 両区の間に顕著な差異は認められなかった.CNP-NH_2は, 土壌中に最高値でCNP施用量の16%(その大部分は土壌結合型残留であった)が認められたが, 水田排出中には調査期間中はいずれも検出限界以下であった.
- 日本農薬学会の論文
- 1984-02-20
著者
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