ニクロム酸, リン酸, リン酸エステルおよびニトロベンゼン類の土壌からの溶脱
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概要
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1) 農薬等の土壌の吸着率および溶出曲線を実験的に求め理論段数Pを算出した.2) ニクロム酸, リン酸で物理的吸着が認められるのは土壌が十分飽和されてからであった.3) リン酸ジメチルは初溶液濃度が大きくなるほど吸着率が高くなる傾向にあった.4) リン酸ジメチルの水溶液からの有機溶媒による定量的抽出は困難であった.5) ジメトエートは吸着率が小さくPは物理的に意味ある数値を示さなかった.6) トリクロルホンの, 理論段数1段当たりの土壌重量は12gであった.7) トリクロルホンの溶出曲線のプラトーは初濃度よりはるかに低く分解が著しいと思われた.8) ニトロベンゼン類は典型的な溶出曲線を示し1段当たりの土壌重量は4∿6gであった.
- 日本農薬学会の論文
- 1980-05-20
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