高熱伝導度炭化室壁を有する試験炉で乾留したコークスの性状と生産性(<特集>コークスプロセス工学の展開)
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概要
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In order to clear the effect of thermal conductivity of chamber wall on coke quality and productivity, coke was carbonized at the range from 800℃ to 1000℃ by a test coke oven. The chamber width was from 200mm to 450mm and was equal to that of a conventional coke oven. Using the chamber wall made of stainless steel as a high thermal conductivity material, the wall temperature of combustion chamber side was same as that of coke oven chamber side. Then, the following results were obtained. (1) When the heating rate in coal bed at the range from 400℃ to 500℃ was equal to that of conventional coke, the size, drum index and reactivity of coke carbonized about 850℃ were equal to that of conventional coke. (2) Increasing the heating rate, the drum index of coke carbonized at medium temperature using low fluidity blend coal became high. (3) When coke was carbonized under the condition of wall temperature from 800℃ to 850℃, the coking time and productivity were same as that of conventional coke. Therefore, increasing thermal conductivity of chamber wall, quality and productivity of coke carbonized at medium temperature were equal to that of conventional coke oven.
- 1996-05-01
著者
-
岩切 治久
(株)神戸製鋼所鉄鋼技術研究所
-
上條 綱雄
(株)神戸製鋼所鉄鋼技術研究所
-
上條 綱雄
(株)神戸製鋼所 加古川製鉄所
-
笠井 昭人
(株)神戸製鋼所加古川製鉄所
-
笠井 昭人
(株)神戸製鋼所 加古川製鉄所
-
岩切 治久
(株)神戸製鋼所加古川製鉄所
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