窒化けい素系工具の切削性能および摩耗(第1報) : 鋳鉄切削時の摩耗
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Due to its superior thermal and mechanical characteristics, a silicon nitride ceramics has been expected to be used for cutting tool materials. It has been reported that silicon nitride ceramic tools show good performance in machining cast iron, but large wear has been observed on the tools in machining carbon steel. In the case of cutting carbon steel, it has been assumed that the reaction between Si and Fe is the major cause of the large wear. If the assumption is correct, the reason must be clarified as to why the silicon nitride ceramic tool shows good wear resistance to the cast iron consisting of Fe. The purpose of this report is to thus clarify the tool wear and the cutting performance of silicon nitride ceramic tools in turning cast iron, and to study mechanisms having good wear resistance to the cast iron. Gray cast iron FC25,continuous-casted iron FC25-CC, ductile cast iron FC25D and carbon steel S50C were turned in the laboratory air, and in a sealed chamber in which the atmosphere was changeable. The results obtained were as follows : (1) The wear of the silicon nitride ceramic tool in turning FC25-CC or FCD25 was as large as that of turning S50C. (2) In the case of turning FC25 in the laboratory air, the wear of the silicon nitride tool decreased with an increase in the cutting speed, and the protective layers consisting of Al-Mn oxide were observed on the rake face of the tool at high cutting speeds. (3) In the case of turning FC25 in a low oxygen coptent atmosphere, the wear of the silicon nitride tool increased, and adhesion of the chips was observed on the rake face. On the contrary, in the case of turning FC25-CC, no differences between the wear in the laboratory air and the wear in the low oxygen content atmosphere were observed.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1988-02-05
著者
-
山根 八洲男
広島大学大学院工学研究科
-
臼杵 年
難削材加工専門委員会 切削加工専門委員会
-
山根 八洲男
広島大学工学部
-
鳴瀧 則彦
広島大学工学部
-
山根 八洲男
広島大学工学部第一類
-
山根 八洲男
広島大 大学院工学研究科
-
臼杵 年
広島大学工学部
-
顔 炳華
広島大学工学部
-
顔 炳華
広島大学工学部:(現)国立中央大学
関連論文
- 非金属介在物を利用した片状黒鉛鋳鉄高速切削時の快削化(第2報)高速断続切削時におけるサーメット工具への磨耗抑制効果
- アモルファスSiC被覆超硬工具によるアルミニウム合金の切削
- BN添加鋼の穴加工
- 単結晶ダイヤモンド工具による超硬合金の切削加工の可能性
- きさげ作業シミュレーションの高精度化
- 超精密加工銅板に対する接合予測計算による接合率と接合強度との相関性 : 銅の拡散接合に関する研究(第2報)
- カラー画像処理による定盤の当たりの認識
- きさげ加工の当たり認識用対話型画像処理システム
- 定盤のきさげ加工への多関節型ロボットの応用
- 切削抵抗動的成分による工具--被削材間の凝着性評価
- 3516 アモルファスSiC皮膜の切削工具への適用(S61-1 切削加工(1),S61 切削加工)
- D04 研削加工における多孔質体の気孔の挙動(OS2 精密加工・工作機械技術の進展)
- アモルファスSiC被覆超硬工具によるアルミニウム合金の切削
- 歯工連携 現在と未来 (Part 1) : 歯のMQL加工
- 高速対応型快削鋼のエンドミル加工 : BN添加鋼切削時の工具摩耗と切削温度
- MQL加工用ミストセンサの開発およびミスト噴出パターンのドリル摩耗への影響
- 7-221 実習「弓鋸による鋼材の切断」 : 故きを温ねて基本を学ぶ((10)エンジニアリングデザイン-III,口頭発表論文)
- ドリル加工におけるMQLの効果(第1報) : 加工穴の特徴
- 損耗センサ付き工具によるフライスカッタの工具損傷検知 (第12回知能メカトロニクスワークショップ講演論文集)
- 中国四国支部の近況(JSPEだより)
- 16・7 工具および工作用機器(16.加工学・加工機器,機械工学年鑑)
- 16.1 切削・研削・研磨加工技術の研究動向(16.加工学・加工機器)
- 新しい快削綱の可能性
- 炭化チタン(TiC)ウィスカ強化アルミナセラミック工具
- 熟練作業のメカトロニクスシステムによる自動化(生産の自動化・高度化を支えるメカトロニクス)
- 新分野への展開と技術者教育
- 環境対応型被削材の切削技術 : 快削鋼から難削材まで
- 高等教育と企業内教育との連続
- 大学における産学連携と教育・研究
- BN介在物晶出による非鉛快削鋼の開発
- 6-218 広島大学産学連携センターのMOT教育の取組み(オーガナイズドセッション「MOT教育」)
- 工具特性から見たcBNの高速切削工具としての可能性
- 難削材加工技術
- BN添加鋼の正面フライス切削
- セラミックエンドミルの切削性能
- BN添加鋼の被削性(第2報) -BN添加鋼の工具摩耗抑制機構-
- 正面フライス切削時の工具損傷に及ぼす雰囲気の影響(第2報) : 熱き裂への影響
- 難削材切削時の凝着現象に関する基礎的研究(第1報) -各種Ti合金の切削における凝着現象と接合現象との関係-
- 316 β型チタン合金の凝着と接合現象 : 難削材の切削過程における凝者現象の検討(第1報)
- 主軸テーパ部のあたりがテストバーの曲げの固有振動数に及ぼす影響
- 高強度焼結鋼の被削性とその改善
- 切削抵抗動的成分による工具-被削材間の凝着性評価
- 非金属介在物を利用した片状黒鉛鋳鉄高速切削時の快削化 (第2報) : —高速断続切削時におけるサーメット工具への摩耗抑制効果—
- 非金属介在物を利用した片状黒鉛鋳鉄高速切削時の快削化 : 高速旋削加工時におけるサーメット工具への摩耗抑制効果
- 27pSM-5 FEAを用いた新型電子銃の開発
- 誘導電流を利用した超精密研削加工のモニタリング
- 静電容量を利用した超精密加工用砥石の非接触式アライメント調整法
- 電気的に絶縁された工作機械主軸用タッチセンサの開発
- 電気的に絶縁された工作機械主軸用タッチセンサの開発 (第7回 知能メカトロニクスワークショップ--地域産業を支えるITとメカトロニクス) -- (B室 センサ1)
- 工作機械のすべり面を対象とした高能率仕上げ加工
- 空気静圧軸受のギャップセンシング
- 工作機械のすべり面を対象とした高能率ラッピング加工の開発
- 損耗センサ付き工具を用いた工具寿命検出システム
- 304 渦電流式近接センサを用いた工具損耗検知システム
- 損耗センサ付き切削工具による工具損耗検知システム(第2報) : 電磁誘導を利用したフライス加工用システム
- 第8回ICPMT(8th International Conference on Progress of Machining Technology)報告(国際会議報告)
- セラミック工具によるインコネル718の高速切削(第2報) : TiCウィスカ強化アルミナセラミック工具の可能性
- セラミック工具によるインコネル718の高速切削 : 境界摩耗の抑制
- AL_2O_3-ZrO_2系セラミック工具による炭素鋼の高速正面フライス切削
- 345 摩擦圧接界面温度の熱伝導解析 : 難削材の切削過程における凝着現象の検討(第7報)(圧接(II))
- 多関節型ロボットによる船舶用プロペラの翼面形状の自動計測および機械加工
- BN添加鋼の被削性(第4報) : 旋削加工時におけるコーテッド超硬工具およびセラミック工具の摩耗特性
- コーテッド工具によるBN添加綱の切削加工
- BN添加鋼の被削性(第3報) : 断続切削における被削性
- BN添加鋼のエンドミル加工
- BN添加鋼の被削性(第2報) : 快削効果に及ぼす被削材および工具中の化学成分
- BN添加鋼の被削性(第1報) -工具摩耗と工具付着物について-
- 難削材加工の現状と専門委員会の取り組み(難削材加工専門委員会)(専門委員会・分科会研究レビュー)
- 中国四国支部の近況(JSPEだより)
- 中国四国支部創立50周年記念事業報告 - 新世紀の支部活動を模索して -
- 切削時を考慮した各種Ti合金と超硬合金との接合性 : 切削過程における凝着機構に関する研究(第1報)
- 難削材切削時の凝着機構に関する基礎的研究(第2報) : 各種Ti合金と超硬合金の固相拡散接合性におよぼす界面反応相の影響
- 難削材切削時の凝着機構に関する基礎的研究(第1報) : 各種Ti合金と超硬工具との凝着性評価方法の提案
- 難削材切削時の凝着現象に関する基礎的研究(第3報) -各種Ti合金と超硬合金との摩擦圧接現象-
- 414 各種Ti合金と超硬工具との摩擦圧接現象 : 難削材の切削過程における凝着現象の検討(第3報)
- 難削材切削時の凝着現象に関する基礎的研究(第2報) -各種Ti合金と超硬合金との凝着に関する拡散接合による検討-
- 327 各種Ti合金と超硬工具との拡散接合現象 : 難削材の切削過程における凝着現象の検討(第2報)
- 高速断続切削時の工具摩耗と切削温度
- 焼入れ焼結鋼の穴加工(第2報) : 被削材硬さが穴加工性及びドリル折損に及ぼす影響
- 焼入れ焼結鋼の穴加工(第1報) : 焼入れ焼結鋼穴加工時の加工特性
- ニッケル基超耐熱合金Inconel718の高速エンドミル加工における工具摩耗
- Ti-6Al-4V合金の高速エンドミル加工
- きさげ作業のデジタル化とその知能化(第2報) : きさげ作業シミュレータの開発
- きさげ作業のデジタル化とその知能化(第1報) : 熟練作業者によるきさげ作業過程の調査
- チタン合金の高速エンドミル加工時の切削温度
- セラミック工具の適用性(第2報):コーテッドセッラミック工具の切削性能
- 画像情報を用いた切削面評価法の開発:OCDの解像度と加工面性状の関係を考慮した評価法
- 塗装面の欠陥検査の自動化 : 明暗勾配照明による欠陥の検出と判別分析による良否判定
- 塗装面の欠陥検査の自動化-欠陥の3次元形状と人間の判断との関係-
- 非金属介在物利用による片状黒鉛鋳鉄高速切削時の工具摩耗抑制
- Ti-3Al-8V-6Cr-4Mo-4Zrの正面フライス加工(第2報) -工具形状の影響-
- 難削材切削時の凝着機構に関する基礎的研究(第3報) : 各種Ni基合金と超硬合金との凝着性および界面反応現象の検討
- 難削指数による難削性の評価
- きさげ作業シミュレータの開発と効率的なきさげ作業の検討 (第7回 知能メカトロニクスワークショップ--地域産業を支えるITとメカトロニクス) -- (A室 生産とIT(加工編))
- きさげ加工の知能化 : きさげ加工のシミュレーション
- 画像処理による切削仕上面評価法の開発(第2報) : 輝度画像の分散値による加工面の均一性評価
- 画像処理による切削仕上げ面評価法の開発
- マシニングセンタによる高効率きさげ加工
- 主軸端部への切りくず噛み込み検知の新方法
- 技術技能の移転伝承とその教育