看護基礎教育における倫理教育への取り組み
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概要
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複雑・高度化する医療において、看護婦は、患者の擁護者としての重要な役割を担っている。しかしながら、従来の看護基礎教育においては、専門職としての倫理教育が十分なされていないため、看護婦は日常的にさまざまな倫理的課題に直面し戸惑っている。本学では、こうした倫理教育の必要性を認識し、1997年より看護短期大学1年生を対象に看護倫理のクラスをスタートさせた。対象が臨床を知らない1年生であるため、教育方法や教材を選ぶことに配慮した。学生は学習効果があったと評価をしていたが、この授業は倫理教育の始まりであり、今後も学生が倫理的課題について考えてくれることを願っている。
- 日本生命倫理学会の論文
- 1999-09-13
著者
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足立 みゆき
鳥取大学医学部附属病院
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足立 みゆき
聖マリア学院大学
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宮脇 美保子
鳥取大学医療技術短期大学部
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宮林 郁子
鳥取大学医療技術短期大学部
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宮脇 美保子
鳥取大学医学部保健学科
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宮林 郁子
鳥取大学医学部保健学科
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