メソゾンデの将来計画
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概要
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MAP期間中,昭和基地において,中間圏および下部電離圏の物理的状態や気象状態を調べるため,口径比の大きいラウンチャーによりメソゾソデを打ち上げる計画を提案する.計画中の「MSL-160」型ラウンチャーは口径155mm,全長13mであって,重量12kgのメソゾンデを高度120kmまで打ち上げる能力がある.小型ロケットでも同様な観測が行えるが,それに対するメソゾソデの主な特徴は,30分から1時間おきの打ち上げが実施できることで,たとえば,人工雲法により大気の波動的性質を調べることができる.また,きわめて経済性が高く,たとえば,毎週1回定期的な気象観測を行うことも可能である.TMA, Na, Ba雲等の地上観測は,昭和基地,みずほ基地ならびにスカルブスネス露岸地帯の3点より行う.実施に当たっては,日本で事前に性能試験や観測,技術連絡等を行っておく必要がある.
- 国立極地研究所の論文
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