南極みずほ高原で採取された1m深積雪コアーの結晶主軸方位分布解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
南極大陸みすぼ高原の「S100」地点(南緯69°38.1',東径42°51',標高1,630m)から採取された深さ1mの積雪コアについて雪の結晶c軸方位分布を測定した.方位分布図を作成するとともに「鉛直集中度」を定義し,深さに対するその変化を調べた.表面近くではc軸の卓越方位は水平方向であるが,それが,鉛直方向,水平方向と,周期的に変化しながら次第に鉛直方向集中の傾向か強まっている.上記の周期変動は霜ざらめ層あるいは年層とかなり良い一致を示している.
- 国立極地研究所の論文
著者
関連論文
- 大雪山系雪渓測量報告 (1975・1976)
- 大雪山における硬化雪の研究
- 大雪山の雪渓調査 VI (1972年度)
- 大雪山系雪渓調査報告 (1977年)
- テストスケートによるリンク氷の動摩擦係数の測定 : スケートリンクの氷質調査 III
- 海氷の亜結晶粒の結晶軸方位差
- 南極みずほ高原で採取された1m深積雪コアーの結晶主軸方位分布解析
- 東南極みずほ観測拠点で採取された75mボーリングコアーの構造解析
- 第12次南極地域観測隊雪氷部門概報1971-1972(日本南極地域観測隊の報告)
- カナダの氷工学,その野外現場(その1) : 石油探査のための人工海氷床
- 伸長気泡に着目した,氷河構造と流動の研究
- 南極・白瀬氷河の流線に沿う定常流動場の推定
- カナダの氷工学,その野外現場(その3) : 人工建造物と海氷との相互作用
- カナダの氷工学,その野外現場(その2) : 砕氷船の実物テスト