東南極みずほ観測拠点で採取された75mボーリングコアーの構造解析
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概要
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第12次日本南極地域観測隊(1971-1972年)によりみずほ観測拠点で75mのボーリングコアーが採取された.採取直後,密度が測定されるとともに水平薄片がつくられ,偏光写真撮影ののち,その結晶主軸方位が測定された.密度は深さとともに増加していくのに対して,平均結晶粒度は約35m深までほぼ一様であり,そこから急激に大きくなっていた.結晶粒度がほぼ一様な範囲においては,結晶主軸はほとんど鉛直方向を向いており. 35mより深くなるとその分布図は,鉛直軸まわりのガードル状を呈していた.
- 国立極地研究所の論文
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