南氷洋の1次生産の基本的構造としてのプランクトン氷(極地海洋学シンポジウム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この報告でプランクトン氷が南氷洋の1次生産に与える影響について,主として水中と氷中とのプランクトンの種類組成と量の比較から検討を行なった.底型プランクトン氷域-この海域のプランクトンは底型プランクトン氷で生産され,それが海中に放出されたものが大きい比重をしめており,海水中の生産はさほど大きい比重をしめていない.表面型プランクトン氷域-春夏の植物プランクトンは表面型プランクトン氷から放出されたケイ藻が優勢であったが,秋では優占種が異なってきていた.この優占種の遷移にはEuphasiaの捕食が大きい役割をしていると考えられる.冬期結氷域-この海域ではまだプランクトン氷を見出していないが,12月にはプランクトンが多く,3月にいちじるしく減少していることや,種類組成から,この海域でも海氷による生産があったのかもしれない
- 国立極地研究所の論文
著者
関連論文
- プランクトンアイス中のケイソウのカロチノイド色素
- 高速液体クロマトグラフィーによるチオール化合物のポストカラムけい光分析法
- 氷の中の光合成 南氷洋と北氷洋の着色氷中の Ice Algae
- 北氷洋における底型プランクトン氷 : 北氷洋の一次生産の基本構造としての海氷中の微細藻類の増殖について
- 南氷洋の1次生産の基本的構造としてのプランクトン氷(極地海洋学シンポジウム)
- 高速液体クロマトグラフィーポストカラム法による血しょう及び血清中のホスファチジルコリンヒドロペルオキシドの定量
- 東オングル島のケイ藻植生と水質環境(英文)
- リパーゼの作用による生成物の蛍光キラル誘導体化試薬による分析
- 高感度D, L-アミノ酸分析のための蛍光性不斉誘導体化試薬(+)-2-メチル-2-β-ナフチル-1,3-ベンゾジオキソール-4-カルボン酸の開発 ( バイオサイエンスと分析化学)
- リパーゼの作用による生成物のキラルクロマトグラフィー分析(I)
- マクマード基地付近のケイ藻植生
- 南極大陸かすみ岩露岩地帯の藻類植生
- オングル島のコケの小観察
- マラジョージナヤ基地とミルニー基地で得たケイ藻
- 南極エンダービー陸地沖で得た柱状採泥の微化石分析
- アラスカ,ポイントバローの着色海氷から得たケイ藻類(予報)
- 南ジョージア産ケイ藻類(予報)
- ロス島ロイド岬(南極)露岩帯のケイ藻植生
- 南極大陸ビボーグオーセネとオングルカルベン島のケイ藻
- 南極大陸カスミ岩露岩地帯のケイ藻植生
- 南極プリンスオラフ海岸新南岩露岩地帯のケイ藻
- 南極の氷雪藻類(生物部門)(南極シンポジウム)
- オングル島付近から分離した微細藻類(生物部門)(南極シンポジウム)
- 東オングル島の陸氷と淡水藻の植生(生物部門)(南極シンポジウム)
- 東オングル島より得たケイ藻(予報)2
- 西オングル島大池より得たケイ藻
- 東オングル島より得たケイ藻(予報)(日本南極地域観測隊の報告)
- 脂質ヒドロペルオキシドのホスフィン試薬による蛍光定量法