オートミールマフィンの品質に及ぼすオートミールの形状とバター含量の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
オートミールを小麦粉の代替で50%添加したマフィンについて、オートミールの形状及びバター量の違いがマフィンの性状及び食味に及ぼす影響について検討し、次のような結果を得た。(1)生地の比重は、オートミール無添加の対照(A)、粉末オートミール添加(B)、粒状オートミール添加(C)の間では有意差はみられないが、バター添加量が多くなるに従って小さい。(2)比容積は、Aが最も大きく、B、Cの順に小さい。バター量の違いによる有意差はみられない。(3)水分量はAとBの間では有意差はみられず、Cが最も少ない。またバター量の増加に従って少ない。(4)硬さはAとBでは有意差がなく、Cが最も硬い。またバター量の違いでは30%と40%の間では有意差はないがその他の試料間ではバター量の増加に従って軟らかい。(5)凝集性はAが最も高く、B、Cの順に低く、またバター量の増加に従って低い。(6)官能検査結果ではバター量30%のマフィンが良好で好まれる傾向がみられた。Bの粉末オートミール添加とCの粒状オートミール添加のマフィンの間では総含的には有意差はみられなかったが風味の点ではCのマフィンが好まれた。
- 日本調理科学会の論文
- 1996-02-20
著者
関連論文
- ゴマ団子(豆沙麻球)の保形性に及ぼす調製条件の影響 : 第2報 : 浮粉または小麦粉添加の影響
- ライ麦全粒粉添加食パンへのクエン酸カルシウムおよびレモン汁の改良効果
- ガス超高速レンジの温度変化と温度分布について
- ダッタンそば粉およびコーン油の添加が蒸しパンの性状と食味に及ぼす影響
- ダッタンそば粉がマフィンの性状や食味に及ぼす影響
- ケーキの加熱方法およびケーキ型の相違がスポンジケーキの性状におよぼす影響
- いんげん豆貯蔵中の品質変化について : ペクチン,カルシウム,マグネシウム量の変化
- コンビネーションレンジによる甘藷の加熱
- オートミールマフィンの品質に及ぼすオートミールの形状とバター含量の影響
- 煮豆