ウラナミシジミのフジマメに対する産卵習性と幼虫の摂食習性
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概要
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ウラナミシジミ, Lampides boeticus L.のフジマメ, Dolichos lablab L.上での産卵および幼虫の摂食習性について, 野外調査および室内実験から以下の結果を得た。1)産卵は花柄先端に近い若い花蕾に集中し, それらより下位の花序にあるいは莢, さらに葉や茎にはほとんど行われない。2)1〜2齢幼虫は花蕾をおもに食害し, 莢はほとんど食べない。一方3〜4齢幼虫は花や莢をおもに食べる。3)1齢幼虫は花蕾にただちに穿孔潜入できるが, 莢にはほとんど潜入できない。4)花蕾に穿孔潜入した1齢幼虫はただちにその先端に移行し, 雄ずいの葯を摂食する。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1985-02-25
著者
-
本田 洋
筑波大学院・生命環境
-
篠田 徹郎
生物研
-
本田 洋
東京大学農学部
-
松本 義明
東京大学農学部
-
松本 義明
Department Of Agricultural Biology University Of Tokyo
-
篠田 徹郎
東京大学農学部
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