マツカレハ幼虫の発育におよぼす日長時間の影響
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概要
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The experiments were carried out in order to find the effects of photoperiod on development of the pine caterpillar. The larvae were collected from different places and reared mainly in incubators at 25℃ under different artificial photoperiods. The results were as follows : 1) The larvae entered diapause under short-days but not under long-days. 2) The critical day-length was 15.0-15.5 hours for the Muramatsu (Ibaraki Pref. ca. 36° 25' N) stocks, and 14.5-15.0 hours for the Yamakawa (Kagoshima Pref. ca. 31° 15' N) ones. 3) The larvae of the diapause type needed more than 64 days to grow to the end of the 5th instar, and most of them were still in the 6 th-9 th instars in about 100-150 days after hatching. On the other hand, the non-diapause larvae generally completed their development at the 6 th instar in 49.9-72.5 days. 4) The non-diapause larvae were clearly distinguished from the diapause ones in size and colour at the 5 th or 6 th instar.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1975-12-25
著者
-
小林 一三
農林省林業試験場
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小林 一三
農林省林業試験場:(現)農林省林業試験場関西支場
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山田 房男
農林省林業試験場:(現)農林省林業試験場関西支場
-
山崎 三郎
農林省林業試験場
-
西野 トシ子
農林省林業試験場
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山崎 三郎
林試
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山田 房男
農林省林業試験場
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