ミカンコミバエの産卵能力, およびメチルオイゲノールに対する反応
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概要
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Oriental fruit flies passed 10 days before copulation and over 12 days before oviposition at 25℃ when reared on an artificial diet after adult eclosion. Under the same conditions, positive attraction of male oriental fruit flies to methyl eugenol appeared from 9 days of age after adult eclosion. Female flies which had mated up frequently by 15 days after adult eclosion continued to lay viable eggs for a period of four months at longest. Male adult flies had the same nutritional requirements as females for sound fertilization. It is presumed that a subtle time lag of commencement of attraction of male adult flies to methyl eugenol, as observed in laboratory tests, will also apply in the field conditions. Adult female flies reared with males and under the influence of methyl eugenol, laid a few eggs before all flies were attracted and killed in traps or died a natural death. The fact that some eggs hached proved the presence of males which mated successfully even under the influence of methyl eugenol. The presence of such males, in the course of field trials of methyl eugenol for the control of the oriental fruit fly, may induce a population of males which are not attracted to methyl eugenol.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1973-06-25
著者
-
梅谷 献二
農林省果樹試験場保護部
-
梅谷 献二
農林省横浜植物防疫所調査課
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関口 洋一
農林水産技術会議事務局
-
潮 新一郎
農林省門司植物防疫所
-
潮 新一郎
農林水産省門司植物防疫所:(現)農林水産省横浜植物防疫所
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