脳腫瘍患者の治療後の情動反応からみたQOLに影響する要因について : 性別, 年齢, 治療法の違いに関して
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概要
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脳腫瘍患者37例に対し, 入退院時, 退院後3カ月以上たった時点でinformed consentの程度などを問うアンケート, 自覚的健康度を問うCMI, 情動反応を得点化するPOMSを自己記入方式で実施した.患者を性別, 年齢別, 治療法別(手術のみ群と放射線治療併用群)に分けて治療後の情動反応の変化を検討した.入院時のCMIで神経症傾向が9例にみられ, 社会復帰後に5例に減少したが, 男性, 放射線治療併用群で神経症傾向が多かった.POMSでは入院時より退院時で気分が改善したが, 社会復帰後に再度増悪がみられた.また, 男性が女性よりもPOMSのTMD得点が有意に高く(p<0.01), 治療法では手術のみ群より, 放射線治療併用群でTMD得点が有意に高かった(p<0.05).年齢別では有意差はなかった.
- 日本心身医学会の論文
- 2001-03-01
著者
-
鈴木 龍太
昭和大学藤が丘病院脳神経外科
-
藤本 司
昭和大学藤が丘病院脳神経外科
-
張 智為
昭和大学藤が丘病院脳神経外科
-
平尾 元尚
早稲田大学文学部
-
樋口 輝彦
国立精神・神経センター
-
藤本 司
昭和大 藤が丘病院 脳神経外科
-
樋口 輝彦
昭和大学 医学部精神医学教室
-
樋口 輝彦
神奈川県立精神医療センター 芹香病院
-
藤本 司
昭和大学藤が丘病院 脳神経外科
-
藤本 司
日本脳神経超音波学会
-
樋口 輝彦
昭和大学藤が丘病院
-
鈴木 龍太
昭和大学藤が丘病院医療安全管理室:昭和大学藤が丘病院脳神経外科
-
鈴木 龍太
昭和大学藤が丘病院 脳神経外科
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