メロン品種のワタアブラムシ抵抗性 : II.抵抗性および感受性品種葉上でのワタアブラムシの分布および行動
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概要
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ワタアブラムシAphis gossypii GLOVERは, 多くの野菜・花き類の重要な害虫である。メロンCucumis melo L.においても旺盛な増殖力を示し, 個体群の増加の初期には葉裏に緊密なコロニーを形成することが多い。しかし, メロンにはワタアブラムシ抵抗性の品種が存在し, 通常の感受性品種に比べてワタアブラムシの増殖を明らかに抑制することが知られている(KENNEDY and KISHABA, 1976;篠田・田中, 1987)。また抵抗性メロン品種では, 感受性品種に見られるような緊密なコロニーの形成がほとんど観察されない。そのため抵抗性品種では単に増殖が劣るだけでなく, 葉上でのアブラムシの行動に差異があると孝えられるが, 実態は不明である。そこで, 抵抗性品種と感受性品種葉上での, ワタアブラムシ幼虫の分布と成虫の行動を実験的に比較検討し, 抵抗性機構についての基礎的な考察を行った。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1989-11-25
著者
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