濾紙電気泳動法における泳動距離について(第6報) : 色素類の泳動距離の検討(その1)
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概要
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前報において、吾々は水平型濾紙電気泳動装置内でアミノ酸並びに血清蛋白質の泳動速度が時間的に対数減衰に極めて近似した減速を示す事実を述べ、相互の分離相対距離比MG値は多くの泳動条件の影響を受けない恒数となることを報告した。その後このような事実が他の物質にも見られるかどうかを検討する為、今回は食用色素を含む数十数の色素類について、毛管吸着分析を併用して実験を行つたところ、此等の泳動距離、MG値について更に新しい知見が得られたので報告する。
- 鹿児島県立短期大学の論文
- 1957-11-15
著者
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坂本 清
Fac. Junior Laboratory Of Nutrition Kagoshima. Pref. Univ
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坂本 清
鹿児島県立大学短期大学部栄養化学教室
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齊藤 絹子
鹿児島県立大学短期大学部栄養化学教室
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