電氣泳動による濾紙上アミノ酸の分離について(第1報)
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概要
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溶媒によつて展開を行う通常のペーパークロマトグラフィーについては最近盛に改良法が発表せられてゐるが、通電クロマトグラフィーについてはWieland及びFisherが数種類の純粹アミノ酸混合物の分離に用いてゐる他、現在入手し得る文献ではJ.Am.Chem.Socに一二の報告が見える程度である。著者は濾紙に緩衝溶液を滲透させて電流を通じ、濾紙中央部に滴下した溶液中のアミノ酸を種々の等電点の差を利用して分離を試みた結果、数種の純粹アミノ酸混合物を互いに分離し更に蛋白質加水分解物より所謂ヘキソンベースであるアルギニン、リジン、ヒスチヂンを分離することが出来たので報告する。
- 鹿児島県立短期大学の論文
- 1951-12-15
著者
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