上部消化管内視鏡検査におけるキシロカインビスカスあめを用いた咽頭麻酔の効果
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概要
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本研究は,近年消化器における内視鏡検査の活用件数が増加する中で,患者にとってできるだけ苦痛の少ない検査結果を保障するための方法として,健康人を対象としてキシロカインビスカスとキシロカインビスカスのあめを用いて,咽頭麻酔の効果を検討した。咽頭麻酔の処置として,実際に咽頭にあめを含んで吐き出した直後から5分おきの咽頭反射の有無を確認した。咽頭反射による麻酔効果及び麻酔効果感を検討したところ,あめとキシロカインビスカスで有為な差は認められなかったが,咽頭麻酔薬を含んでいる間の苦痛に関しては,キシロカインビスカスより,キシロカインビスカス飴の方が安楽であるということがわかった。この研究は健康な人を対象に行ったが,患者へのより安楽で効果的な検査を進める上で,キシロカインビスカス飴の麻酔効果に関して示唆が得られた点で有意義である。
- 2002-03-25
著者
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