疾患を持つ痴呆性老人の個別的な関わりの有効性 : 療養型病床群での介護職として
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概要
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本報告は療養型病床群に配属されている介護職が,疾患を有する痴呆性老人に個別的に関わり,介護の質の向上に有効なアプローチを提示する。介護職が対象者の特性を配慮して「孤独にしない」「寝たきりにしない」,「刺激を与え続ける」の3項目に留意して,対象者の特性を考慮し,懐かしい童謡の導入,介護に際して"肌に触れ合う"(タッチング)効用も取り入れて個別的に関わった。この他,対象者の関心や興味のあることを介護に取り入れて,疎通性の乏しさ,せん妄,興奮昼夜逆転などの問題行動を改善し,病棟内生活の質(QOL)が向上した。
- 2001-09-25
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