外来看護に関する研究の動向と課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
外来看護に関する1992年以降の研究論文87件を対象に、研究対象や場の特徴とその研究におけるテーマ、研究の探求レベルを分析し、外来看護に関する研究動向と今後の課題を検討した。その結果、糖尿病患者への看護援助の検討が最も多かったものの、在宅療養指導料算定の有無に関わらず様々な対象への研究がみられ、新たな看護の取り組みの効果や、社会との情報交換・連携の効果などが示されていた。今後の課題として、看護師の看護援助を必要としている対象をスクリーニングし、関わることの有効性を研究すること、昨今の外来看護活動状況を把握するための大規模調査を実施すること、対象のQOL向上につながる質の高い外来看護実践により、費用対効果の面から有効であることを主張すること、評価された看護援助方法をさらに実践し、対象を増やし研究としてまとめ報告することが示唆された。
- 川崎市立看護短期大学の論文
- 2003-03-31
著者
関連論文
- 腎不全看護の専門性に関する研究-日米比較を通して-
- ロールプレイによるカンファレンス技法学習とその効果--実習指導者講習会での試みから
- PBLを体験した学生の学習態度の変化
- 臨地実習における看護基本技術の体験及び修得状況
- 受療過程援助実習における看護基本技術に関する学生の学び
- PBL(Problem Based Learning)の体験から学生が学んだこと
- 外来看護に関する研究の動向と課題
- 医師からすすめられた治療方針以外の治療方法を自ら選択したがん患者の意思決定に影響する要因 : 闘病記の分析から
- 周手術期看護にProblem Based Learning導入の試み
- 術前患者教育の実態-実施上の困難に関する分析
- 術前患者教育における情報提供の実態について
- 看護婦による患者教育の実態 : 問題解決システム活用の視点から
- 学生による授業評価を用いた回復過程援助実習の評価
- 患者教育教授の方法と課題 : 自己管理不良な糖尿病患者への看護事例を通して
- 排便援助のアセスメントと患者へのアプローチ法 (焦点 排便コントロール看護の今)