SIMSOC(模擬社会ゲーム)における社会の認知とゲーム方略
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概要
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個人利益と社会全体の福祉とのジレンマなどの問題に直面するSIMSOC(模擬社会ゲーム)を大学生に2事例実施した。この模擬社会は4地域間に保有資源の格差がある社会であり、学生たちは他者と交渉しあいながら、個人利害と集団目標の調整、集団間の協力や競争を実際に体験する。2事例の初期状態は同一の条件からなるが、多くの要因の介在によって、そのゲーム展開は大きく異なっている。ここでは、ゲームの体験によって生じる大学生の社会的態度変化を規定すると考えられる二つの要因について検討する。
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