柿農業の経営経済的性格に関する研究 : 都市化と兼業化にゆれる岐阜県本巣郡糸貫町の事例
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概要
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岐阜県西濃柿生産を代表する糸貫町郡府集落の柿作経営は,次の3つに区分される。第I類型……柿専作および柿+αの複合経営であり,将来とも農業専業を志向している。そのためには,経営規模の拡大や新規作目の導入が不可欠である。しかし,前者については個別経営の努力に専ら委ねられており,後者についても「いい物がない」のが現状である。第II類型……次の類型に比べ若い経営主等が農業に専従または準専従し,婦人がこれを日常的にサポートしている。農業所得額で第I類型に匹敵する経営もあるが,世帯主の高齢化や兼業従事の度合の増大によって急速に階層分解することが,確実に予想される。
- 岐阜大学の論文
- 1988-12-25
著者
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