日本における集団奉仕的帰属についての実験的検討 : 他者配慮と間接的自己高揚を兼ね合わせた方略として
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概要
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本研究では、集団作業を内集団の他メンバーとともに遂行した場合に、集団奉仕的帰属が生じるかを検討した。実験の被験者は、日本人学生60名。成功、失敗状況のそれぞれにおいて、2(公的・私的)×(帰属項目)の要因計画。結果は以下の通り。内集団の成功状況では、成功を自分たちの努力や能力という内的要因に帰属する集団奉仕的傾向が、特に公的場面で見られた。また、失敗状況でも、失敗を外的帰属する集団奉仕的傾向が見られた。日本における集団奉仕的帰属は、他者配慮と間接的な自己高揚の共存ではないかということが示唆された。
- 長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部の論文
- 2000-03-01
著者
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