女性総合職・基幹職の実態調査
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概要
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本調査は,男性と同等の立場で企業の基幹的な業務を担う労働者として働く女性への聞き取りである。目的は,基幹労働者として働く女性が就業を継続する要因を探ることにある。特に仕事の内容,異動(配置転換と昇進)を通じた技能形成という個人の企業におけるキャリア形成の側面と,仕事と個人・家族の問題とを調和した生き方の選択という個人の人生のキャリア形成の側面の両視点から調査を行っている。対象は,コース別雇用管理制度を設けている企業の女性総合職30名と,同制度を設けない企業において,四大卒男性と同じ職種・処遇で採用された女性30名である(年齢は30歳代)。また本調査は,1993年にインタビューを行った女性総合職(退職者を含む)30名の追跡調査を兼ねている。本調査の特徴は,1993年とその5年後の1998年の時系列の比較を可能にしていること,コース別雇用管理制度を導入している企業と導入していない企業の女性基幹労働者の比較を可能にしていること,さらに退職者をも追跡調査していることにある。
- 慶應義塾大学の論文
- 1999-04-25
著者
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