不確実性の下での金融政策のコミットメント
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概要
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不確実性の下で、中央銀行が自分自身のタイプをどのようにコミットメントをすれば、望ましい金融政策が可能であるかを考察する。 本稿のモデルの特徴は、金融政策に関する不確実性としてmultiplicativeな撹乱項を仮定したこと、中央銀行の費用関数において経済変数の期待値と分散に関する項に異なったウエイトを置くことができること、そしてインフレ率の目標値が正である場合も含んでいることである。 このことより、以前の研究で望ましいとされた中央銀行のタイプに関するコミットメントは、限定されたものであったことが明らかになった。
- 摂南大学の論文
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