ホームページを利用した英語の文法・文型演習システム

概要

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英語の授業を通して多くの学生が、文法や文型を十分に理解していないという実感を持った。しかしながら授業中に文法や文型の学習に多くの時間を割くと、リーディング等の他の学習が十分に行えず、また学生の中には退屈するものも出てくる。そして、宿題として文法・文型問題を出してもあまり熱心に勉強せず、場合によっては他の学生の解答を写して宿題を提出する学生がいる。さらに、学生数が増えると、毎回数クラス分の宿題を採点するのは大変な作業である。このような問題を解決するために、授業のホームページに文法・文型の予習・復習用の演習問題を行うコーナーを設け、学生が興味を持ってこれらの演習問題を解き、その結果文法・文型をより理解できるようにし、学生の毎回の点数および累積点数を教師のコンピュータにダウンロードすることができるようにした。その結果、授業の開始前と終了後に実施した文法の実力試験の平均点が、53点から59点へ増加し、また8割の学生の試験の平均点が増加した。アンケート結果によると、80%以上の学生が文法・文型の力が増したと答え、これは試験結果に一致する。
金沢工業大学の論文