低出生体重児を出産した産婦の周産期の訴えに関する考察
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概要
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低出生体重児を出産した産婦の周産期における訴えを看護記録から調査した.その結果,妊娠中に最も多かったのは分娩に移行する徴候としての腹部緊満で,次いで羊水の増減を意識した項目であった.分娩後は児の発育や反応,母乳育児に関するものが多くみられた.分娩前後の児の受容に関しては,妊娠中では悲嘆・心配・不安など消極的な訴えが優位であったが,分娩後には喜び・安心などが優位になっていた.これらの結果から,産婦に対して出産と育児に関する情報提供と精神的サポートが重要と考えた.
- 長崎大学の論文
著者
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大石 和代
長崎大学医療技術短期大学部
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大石 和代
長崎大学医療技短大
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江藤 宏美
長崎大学 医技短大
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江藤 宏美
長崎大学医療技術短期大学部看護学科
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浦川 君代
無所属
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大石 和代
長崎大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻
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浦川 君代〔他〕
無所属
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