<原著>病院費用構造の計量経済学的分析 : 実証分析(1)
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概要
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本研究の目的は, わが国の医療サービス生産に関わる費用構造を実証的に把握することである.そのために, 投入要素価格と病院サービス生産量から構成されるTranslog型の病院費用関数を準備し, 1984〜1997年のデータを用いて, 2段階最小自乗法により, パラメータを推定した.また, 推定した病院費用関数から, 短期および長期の病院費用曲線を導出することを試みた.分析の結果, わが国の医療福祉サービスの費用構造を解明し, 規模の経済の存在を検証するには, 病院費用関数がきわめて有効であること, 長期および短期の費用構造を把握するには, 病院の規模を表す変数を費用関数に加える必要があることが分かった.
- 1999-06-25
著者
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