医療サービスの公平性測定に関する一考察 : 医療費の所得階層別分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
福祉政策の観点から考えると, 同じ治療を必要とする人には, 年齢, 地位, 所得等に関わりなく, 医療サービスが平等に提供されるべきである.本稿では, 医療サービス提供の所得階層間の公平性を測定するいくつかの方法を提示している.累積度分布曲線やジニ係数, あるいはアトキンソン尺度などから構成される理論モデルを提示した後, 実証分析としてわが国の医療保険制度における公平性を測定している.分析の結果, わが国の医療サービス体制は公平性を達成するようにうまく機能していること, また, 公平性の測定値は, 社会を構成する個人に関する価値判断の基準に依存することが分かった,
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
関連論文
- 我が国の老人医療制度における公平性計測のアプローチ : 医療費集中度曲線の手法を用いて
- 社会福祉法人会計システムに関する一考察 : その理論と実践
- 「医療福祉経済学」考(医療福祉行政と医療福祉経済)
- 病院費用構造の計量経済学的分析 : 日米比較
- 病院費用構造の計量経済学的分析 : 実証分析(1)
- 医療福祉サービスの財政的分析(2)歳入構造と財政政策
- 医療福祉サービスの財政的分析(1)歳出構造
- 医療サービスの公平性測定に関する一考察 : 医療費の所得階層別分析
- 医療福祉経営学科学生の東日本大震災に関する意識調査