女子短大生の排便状況と生活習慣
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
食物繊維は, 食物残渣の腸内通過時間を短縮させ, 排便を促し, 便秘を予防する.これにより, 腸へのがん物質の暴露が抑えられ, 最近増加している大腸がんや大腸憩室症などの発生を抑制する可能性がある.排便習慣・便秘に関する研究では, 便秘は女性, 特に, 若い女性に多くみられる.そこで女子短期大学生136名を対象に排便習慣について実態調査を行い, 生活習慣との関わりについて検討した.排便習慣の結果を実態調査より, 排便日数3日/週以下を「便秘」群, 6日/週以上を「快便」群, その中間である4〜5日/週を「便秘気味」群として分類した.対象者の排便頻度は「便秘」群が22.9%, 「便秘気味」群30.5%, 「快便」群46.6%であった.生活習慣との関連をみたところ, 朝食に欠食のあるものほど便秘・便秘気味であった(p<0.01).また, 食事時刻・排便時刻・生活リズムが不規則で, 運動習慣がないものほど便秘傾向にあった.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1999-03-31
著者
関連論文
- 近赤外分光画像計測法による血中ヘモグロビン測定濃度の妥当性について
- アイルランドゴールウェイ市における留学生を対象とした健康調査
- 食物繊維摂取量について
- 給食管理実習における学生意識と教育効果に関する一考察
- 11.食生活習慣変容を目指した健診時の食生活調査(平成13年度日本産業衛生学会東海地方会学会)
- 10.成分表改訂による栄養価変動と食生活改善点についての一考察(平成13年度日本産業衛生学会東海地方会学会)
- 秤量法食事記録調査による葉酸の摂取量と供給源食品
- 秤量法食事記録調査における入力過誤の修正と標準化の方法に関する一考察
- 中・高年女性の朝食パターンとミネラル摂取量について
- 給食管理実習における教育効果に関する一考察 : 食習慣と生活習慣の変化
- 給食管理実習におけるパソコン利用について
- 女子短大生の排便状況と生活習慣
- ビタミン, ミネラルの供給源に関する国際比較
- 脂肪・脂肪酸の供給源に関する国際比較
- 無機質(Ca、Mg、Zn、Cu)及びVit. Dの供給源となる食品について
- 各種脂肪酸及びビタミンEの供給源となる食品について
- ビタミンA,B1,B2,Cの食事評価に基づくその他のビタミンの栄養計画への活用
- ビタミンA, B_1, B_2, Cの食事評価に基づくその他のビタミンの栄養計画への活用