事例研究法による母子関係の研究
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概要
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臨床心理学における研究法としては,関係性と時間軸を組み込む事例研究法が使われれることが多いが,問題点の指摘もされている。本論では,事例研究法に関する文献展望をおこない,事例研究法の意義を見い出すためには,多を是とする自然科学から'個の普遍性を認めていく人間科学'へとパラダイムの転換が必要なことを示した。次に,心理学関連の専門誌13誌から,母子関係の考察がされている事例研究法による論文を検索した。計45論文について面接形態と面接方法の観点から整理した。内容の検討をおこない,心理療法による母子関係の変化についての仮説を見い出すのが次の課題である。付記;本稿は平成9年度名古屋女子大学特別研究費助成による成果の一部である。
- 名古屋女子大学の論文
- 1998-03-05
著者
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