心理療法過程における母子関係の変化(1) : 幼児期の事例
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概要
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心理療法の過程において,どの年代のクライエントも母親との関係を取り上げることが多い.クライエントの成長につながっていく重要な話題である.本稿では幼児期の事例について,治療過程の中でみられた母子関係の変化について考察した.授乳に象徴される乳児初期の母子関係と,次の段階のしつけの問題が取り上げられた.いずれも母親が自分の親とのつながりを確認し,情緒的に安定することで,子どもとの関係がポジティブな方向に変わることが示された.
- 名古屋女子大学の論文
- 1991-03-05
著者
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