常用者のための日本文入力法の基礎的研究について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ワープロが普及し、常時活用する者が増えるとともに、かな漢字変換などのわずらわしさを嫌って、「直接」入力法に関する関心が高まっている。本稿ではかつて筆者たちが行なった2ストローク入力法についての、約10年まえの紹介の自後経過をまず報告し、次いで当時から問題であった、技能習熟訓練を普及させる努力の現状と、特に小中学生からの習熟に欠かせない、人間工学的に配慮された小型キーボードの開発の必要性について述べる。最後に、変換入力法における文字使いをもっと知能的に改善する方略と、ローマ字入力におけるつづり方の統一について考察する。なお付録として、アメリカ合衆国ミネソタ州における、キーボードの使い過ぎによって起こったとする手の異常に対して起こされた損害賠償請求裁判の経過の速報と評価をつけてある。
- 国立情報学研究所の論文
- 1995-03-31
著者
関連論文
- 日米の研究開発体制を考える
- 軍の戦闘能力を左右したのは何か(学術情報分野)
- 情報化社会の国際化と日本語 (学術情報分野)
- 日本語のローマ字書き体系の理論と実状について
- 感覚障害者における大脳の言語処理機能について
- 常用者のための日本文入力法の基礎的研究について
- 多すぎる漢字・漢語にどう応えるか
- 聴覚的言語と視覚的言語 : 増訂版
- 音響機器の音質評価に関わる人間科学的考察
- 東アジア文字データの国際交換に関する実証研究 : 科研費:国際学術研究共同研究の成果
- 音楽鑑賞における快感の一要素について
- 論文の共同執筆についての一考察
- 「IRDAC Round Table on Scientific and Technical Information」参加報告
- 科学技術の先端に関する国連大学第2回国際シンポジウム 科学技術への拡大アクセス : 情報技術の役割
- EXIRPTS(研究情報の国際交換に関する専門家会合)第10回会議(イタリア ミラノ市)
- 近未来の学術情報システムと人工現実感 (人工現実感 Virtual Reality)
- 知的能力の加算的評価による選抜のくりかえしがもたらす創造性の抑圧の傾向 : 数理的考察
- 現在の日本の工業的成功の一分析
- 文字論の科学的検討
- 発刊にあたって
- EXIRPTS(研究情報の国際交換に関する専門者会合)第9回会議(カナダ オタワ市)
- BUDにおける言語習得の過度の一般化の取り扱いについて : went-goed-went問題
- 図書館と情報サービスにおける新しいフロンティアに関する国際会議(台北,1991年5月8-12日)
- テスト評価、均質的文化、独創性養成 : 教育・研究における選抜法について考える
- 巻頭のことば
- 21世紀の情報サービスへ向けて (第8回学術情報センター・シンポジウム報告 その2)
- 刊頭のことば
- 研究開発とR/D (第5回学術情報センターシンポジウム報告 3)
- 学術情報システムにおける大学図書館の役割(大学図書館)
- ヒュ-マン・インタフェ-スの認知科学的側面 (ヒュ-マン・インタフェ-ス)
- 横書きの歴史・現状と評価
- タイプ作業認知モデルの脳科学的知見
- タイプ入力作業の構成要素間に起こる干渉
- 専任タイピスト向きタイプ入力法の研究経過
- タイプライタの歴史と日本文入力 (日本文入力法)
- 副所長就任のごあいさつ
- 正規表現と有限オートマトン