<総説>味蕾細胞と神経
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概要
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Sectioning of glossopharyngeal nerves which innervate the taste buds in the circumvallate papillae caused apoptosis of taste buds, the numbers decreasing and the taste buds disappearing after 11 days. This indicates that gustatory nerves may release a trophic substance that induces and maintains taste buds. Taste bud cells contain neurotrophins, NCAM, NSE, PGP9.5, and NeuroD which are specific markers of neurons. The BDNF and GDNF of neurotrophins, and Trk B and GFRαl of their receptors were expressed in normal taste bud cells. After denervation they were still expressed in the remaining taste bud cells, and after regeneration of nerves they reappeared in regenerated taste bud cells. It is suggested that BDNF and GDNF are involved in ensuring an adequate contact between taste bud cells and nerves, and that they act as a neurotrophic factor for innervating gustatory neurons, although they can not prevent apoptosis of taste bud cells. The types of taste bud cells containing NCAM, NSE, PGP 9.5, serotonin, Mash 1, and Neuro D are also discussed.
- 北海道医療大学の論文
- 2002-06-30
著者
-
内田 暢彦
北海道医療大学歯学部口腔外科学第1講座
-
鈴木 裕子
北海道医療大学歯学部口腔解剖学第2講座
-
武田 正子
北海道医療大学歯学部口腔解剖学第2講座
-
鈴木 裕子
北海道医療大・歯学部・口腔解剖
-
内田 暢彦
北海道医療大学個体差医療科学センター歯学部門
-
鈴木 裕子
北海道医療大・歯・口腔構造機能発育・組織
-
武田 正子
北海道医療大・歯学部・口腔解剖
-
鈴木 裕子
北海道医療大・心理・臨床心理・生物統計
-
鈴木 裕子
北海道医療大・心理・臨床心理・大学教育開発センター・生物統計学
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