障害児を含むすべての子どもたちのための新しい教育のシステムに関する一考察 : 「特別なニーズ教育」構想を通して
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概要
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障害児ばかりでなくさまざまな理由で教育を受けることのできない子どもたちを「特別な教育的なニーズ」を持っているものととらえ、彼らのための教育を「特別なニーズ教育」とする。彼らを含むすべての子どもを地域の中の学校で教育していくこと、つまり通常の教育の中で「特別なニーズ教育」を行うというインクルージョン教育の考えが宣言された。これが1994年のユネスコ主催の国際会議に置いて採択されたサラマンカ声明である。イギリスでは、その20年前から同じような考えのもと、障害児のための教育システムを改革してきている。このような国際的な流れを受けて各国は障害児教育のシステムを変革しつつある。日本においても、近年、障害児のための教育についての現状とこれからのシステムに関する検討と提案が公けにされている。
- 文教大学の論文
- 1998-12-20
著者
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