清拭時の拭取回数と皮表pH
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概要
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清拭時の拭取回数と皮膚のアルカリ中和能について皮表pHを指標に検討した。皮膚疾患のない健康な青年男女49名を対象に,夏期に実験を行なった。温湯でタオルをすすいで拭き取る方法(同一群),タオルを交換して拭き取る方法(交換群)で前腕部の清拭を行い,清拭後の皮表pHを60分間測定して同部位を洗浄した群と比較検討した。その結果,以下のことが明らかにされた。皮表pHは拭取回数が増す毎に低下したが,5回拭き取り後においても清拭前値より有意に高値を示した。また,皮表pHは同一群では5回,交換群では3回の拭き取りによって洗浄後と同程度になった。清拭・洗浄後の皮表pHは,健康な青年男女の場合,皮膚の酸・アルカリ中和能によって,時間の経過とともに低下し,60分後には本来の皮表pHに修復された。
- 1999-03-30
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