1999年台湾集集地震の余震観測 (英文)
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概要
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We conducted aftershock observations of 20 September, 1999 Chi-Chi, Taiwan Earthquake beginning 15 days after the main shock. We deployed 20 seismographs twice in a 100km by 100 km area around the focal area of the main shock. Each observation period lasted one month. Two months of observations yielded about 80GB of continuously recorded aftershock data, from which a large number of aftershocks are identified. Among these we located 736 after-shocks from a four-day record. Taking lateral heterogeneity in the crustal structure into account, we have a clear distribution of the aftershocks. There are three particular trends in the east-west cross-section: an east-dipping plane, a nearly flat plane distribution, and a deeper cluster. These trends correspond to the fault plane of the main shock, the hypothesized decollement between the accretionary wedge, and the upper boundary of the Eurasian Plate, and intra-plate activity respectively.1999年9月21日(現地時間)に台湾で起きた集集地震の臨時余震観測を行なった.震源断層面を取り囲むように, 100km四方の領域に20点の観測点を配置した.観測は, DATに連続記録を収録する方式で,乾電池で約1ヶ月間稼働することができる.本震発生2週間後の10月7日から12月22日まで観測を行ない,数多くの余震を観測した,このうち初期の4日間のデータを再生し, 736個の余震の震源決定を行なった.地殻の速度構造の不均質を考慮した観測点補正値を導入し,詳細な震源分布を得た.東下がりの余震分布は本震の震源断層面を表し,ほぼ水平な分布は付加帯とユーラシアプレートとの境界面であるデコルマ,そしてより深部の分布はプレート内で発生した地震を表している.
著者
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酒井 慎一
東京大学地震研究所
-
平田 直
東京大学地震研究所
-
余 水倍
中央研究院地球科学研究所
-
廖 政賢
台湾国立中央大学地球科学系地球物理研究所
-
祭 義本
台湾国立中央大学地球科学系地球物理研究所
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