池田草庵 : 出山とその反復(?)
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概要
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私は曩に二松学舎大学陽明学研究所機関誌『陽明学』第十一号・十二号の両号にわたって,「池田草庵-康斎の流亜-」なるやや長文の論文を寄稿した。しかし,紙幅の制約もあって-というよりもいたずらに冗長なる文章のために末尾は一応の結論に至るまでのアウトラインを示したに止どまって,論文の体裁上からいっても不完全なのを免れない。従って,小論はその缺を補おうとするものである。小論の構成それ自体は極めて単純である。私は二つの「当年僧服出山之図」を手がかりにして"信仰の相続(反復)"ということが,また「養学の図」を手がかりにして"人倫の絶対性の自覚"ということがそれぞれ導出できると考えているが,本号はひとまず前者について論じる。
著者
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