南極大型雪上車 (SM100S) の開発 II. システムデザイン
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この報告は, 南極氷床ドーム深層掘削計画に使用するために新たに開発する南極大型雪上車のシステムデザインについて述べたものである。システムデザインした南極大型雪上車は, 観測隊員2名の居住宿泊施設を有し, 貨物を積載した2.6tの木製そり7台を5-8km/hの速度でけん引してトラバースできる全重量11500kgのキャブオーバ箱型車体の全装軌式である。平地から4000mの高地に至る地域に順応して, 運用は-60℃まで可能でさらに-90℃までの環境で保存ができる。システムデザインに当たっては, 期待される性能を分析して構造, 形状, 寸法を見積もり, 従来からの雪上車の実績から問題点を抽出して研究試験によって解明し実施した。
- 国立極地研究所の論文
著者
関連論文
- 南極大型雪上車 (SM100S) の開発 V. 性能試験
- 実験用南極ホーバークラフトの運用と評価
- 南極大型雪上車 (SM100S) の開発 I. 必要性と開発経緯
- 南極観測用雪上車(KD601)の走行記録
- 南極大型雪上車 (SM100S) の開発 III. 車体材料の溶接部低温靭性
- 南極大型雪上車 (SM100S) の開発 II. システムデザイン
- 新小型雪上車の試験結果について
- 南極雪上車について
- KD605南極観測用雪上車の南極点旅行記録
- 編成そりの走行抵抗について
- 南極観測用雪上車(KD60)の基本設計について